2026.7.23

緑地での気温の上昇量を比べてみました

温度測定の様子

現地調査レポート

最高気温と最低気温の差から見える緑地の効果

令和8年度東京農業大学地域創成科学科地域デザイン研究室入江先生の監修のもと、北烏山七丁目緑地内の樹林、草地など様々な場所で気温を測定し、空間による暑さ・涼しさのちがいを調べてみました。

調査シート
調査シート

調査ポイント

樹林地の中(③⑦)草地や林地の周縁(①②)、道路予定地や建物そば(④⑤⑥)の計7か所の調査ポイントで定期的に気温を測定し、それぞれの場所での気温の変化を比べました。

東京農業大学入江先生のコメント

今回の調査では、同じ緑地内でも場所によって気温の変化に違いが見られました。林内では気温の上昇が小さく(③、⑦の結果)、樹木の日陰だけでなく、森林の冷気が風に乗って周辺へ広がることで、周囲の気温にも影響を与えている可能性が考えられます(①の結果)。一方、道路予定地や建物に近い場所では気温が高くなる傾向も見られ(⑤、⑥の結果)、今後アスファルト舗装が進むことで、熱環境が変化する可能性も示唆されました。今後は、風向きや樹種の違い、水辺や森林の影響などもあわせて継続的に調査することで、緑地づくりの効果を科学的に確かめていくことが期待されます。